2013年9月定例会
相変わらず出席する方は7割ほど、しかし、うれしいことに今月は休会していた方が2名復帰しました。花倶楽部秋の撮影会を12月6日(金)六義園で行うことになりました。予定に組み入れて下さい。
・・・今月の一品・・・
- 風情のあるコスモスです。花そのものを撮るより下の葉を入れたことによって生け花風になったのがよかったです。また背景が黒から白へのグラデーションでしっとりとした画面になっています。いい作品です。
- ハマオモトのピンク、ヒメサユリのようなやさしいピンクのキレイな花す。特に背景がキレイです。花の写真は背景がカギ、画面構成も上手くまとまっています。
- ヒガンバナのツボミにトンボ、よくある風景ですが、シンプルにまとまっています。かえってシンプルすぎるため少々淋しい気がします。カメラを低くして背景に花のボケなどを入れるとアクセントが出来て明るくなります。
- 004木村 キミ 秋の花のクサレダマ、斜めの流れでうまくまとめています。右下の葉がウルサいようですが、これがかえって野性的で風情を出しています。画面左下の葉が不要です。撮る時に退かしておきます。
- いいヒガンバナです。背景のヒガンバナを上においてキレイなボケを作っています切り取りも的確で上手くまとまっています。
- バラの様なフチ取りのキレイなダリアです。花心にグッと寄ってキレイな部分だけを切り取っています。花の花心を撮る時は画面の四隅にスキマが出来てしまいますが思いっきり寄っているので花に緊張感が出ています。
- 花を撮る時は背景が特に重要です。この花も背景がキレイです。花の配置も上手く置いています。右の空きが少し多いカナ。キレイなコスモスです。
- キレイなヒガンバナを画面一杯にダイナミックに撮っていますが、少々キュウクツです。あとひと回り引いて撮ると余裕が出来てゆったりとしてきます。背景のボケの入れ方もOKです。
- 今ではヒガンバナの代わり種が多く栽培されていて、白や黄色、ピンクとさまざま。その中のピンク系、ヒガンバナとは分けてリコリスと呼んでいます。この花はシベが特徴でシベにピントを合わせて欲しかったです。つまりカメラをもう少し右から撮ります。
- 撮影している時に雨に降られました。普通だったら帰ってしまうところですが、写真は雨がキレイ。その雨を逆手にとって宝石がまとわりついたキラキラ光るヒガンバナになりました。
2013年8月定例会
この暑い時期なのであまり作品は期待していませんでしたが、いい作品が集まりました。好きな写真。暑くても努力は惜しまないようです。
来年の写真展「風情の花」皆さんどの様に撮っていいのか迷っていますので例会で作例を見てもらいました。何度か見てもらうつもりです。。
>>>今月の一品<<<
- 幻想的な花のツリバナだそうです。 水面に落ちた花を手前にあった木の葉をダブらせて撮っていますが木の葉が目立ちすぎて少々不釣り合いです。この場合木の葉は要らなかったです。
- 朝顔のキレイな花心を撮っています。が、この場合作者はブルーから白へのキレイなグラデーションに注目していますが、花の付け根が邪魔をしています。また四隅のスキマも不要です。トリミングして修正します。
- キレイなクレマチスです。レンズ選び、花の咲き方、葉の位置、背景のグラデーション全てに完璧です。来年の写真展テーマ「風情の花」の見本のような美しい作品です。
- 深紅のキレイなダリアです。真正面から花の形をダイナミックに表現しています。また背景のボケがキレイです。絞りを開放で撮っているため玉ボケがキレイに出ています。
- 深緑の渓流を手持ちで撮っていますが、ブレずによく止まっています。画面構成にちょっと一言。画面上の木々と右の岩が少々入りすぎトリミングすることでいい作品になります。
- キバナコスモスを逆光で透かして撮っています。正面から撮っていて花心にピントが合っていませんが、この場合透けた花弁に注目しているのでこれでOKです。花の写真は自分の見せたいところにピントを合わせます。
- 風景のヤナギランです。一本のヤナギランを手前にダイナミックに入れて背景には山の稜線と夏雲でなんとも夏をつよく表現する作品になっています。
- ピンクのかわいいレンゲショウマです。原画は少々アンダーでしたがみなさんにキレイなレンゲショウマを見ていただくために画像処理をして明るく調整しました。背景の大きな玉ボケが印象的です。
- テーブルフォトです。暑くて外に出られないこの時期は切り花を好きなようにレイアウトして自宅にある材料で遊ぶのも手です。ただこの場合花が少々真ん中になってしまいました。右をカットします。
- キツネノカミソリです。いちばんキレイな花の時を狙って撮りました。背景は草の緑に光が入ってキレイなグリーンを作っています。レンズは180ミリマクロ絞り開放です。

