花のワンポイントアドバイス【007】
●花の周りの掃除を忘れずに
♢カメラをセットしたらいきなり撮影する方がいます。山野草はまず、そのままでは撮影出来ません。枯れ枝、枯れ草、葉などが乱雑に散らばっています。ファインダーに入る範囲を丁寧に掃除して撮りましょう。
●整頓派とワイルド派
♢花の撮影ではキレイに掃除して撮るのと自然のあるがままに撮るのと二つのやり方があり好みが別れます。どちらも写真としての面白さは変わりませんが、花や自然に手を加えたくない方はワイルド写真を、ポストカードやサロンピクチャーを好む方は整頓写真を。
花のワンポイントアドバイス【006】
●花の背景に気を配る
♢せっかくいい花を見つけて撮ったのに背景が汚くウルサく撮れてはせっかくの花も台無しです。花と同じくらい背景選びは大切です。
●花のボケを活かそう
♢高い位置から花を見下ろしては汚い地面がまともに入ってしまいます。三脚を花と同じ高さにセットして背景に花のボケを取り込みましょう。
背の低い花ならローアングルファインダーは必需品です。
花のワンポイントアドバイス【005】
●水滴の似合う花
♢梅雨に入りアジサイ・ハナショウブの季節を迎えます。これらの花は雨が大好き、反対に晴天のギラギラした天気は似合いません。雨が降ったら出かけるくらいの気持ちで撮りましょう。
●晴天の水滴は×
♢晴天のバラに霧吹きで水滴を付けて撮っている方がいます。晴天時の水滴はワザとらしさが見え見えですし、似合いません。
何にでも水滴をかける方がいますが、水滴が似合う花とそうでない花があるので見極めることが大切です。
花のワンポイントアドバイス【004】
●どの花を撮ったらいいの?
♢群生しているポピーなどは難しい花の部類に入ります。びっしり咲いている花を撮るのはどの花をどのように撮ったらいいのか迷います。
全体の風景のバランスとポイントとなる花(色・形・元気のいい花)を探します。撮影を初めていきなりシャッターを切ることはしないで花に目を慣らす様にしましょう。
●風で揺れる花はどうすればいいの?
♢自然界に吹く風は吹きっぱなしということはありません。強く吹いたり止まったりで一様ではありません。ポピーやコスモスのように茎が長く風に弱い花はただひたすら風の止むのを待つしかありません。
揺れていてもシャッター速度で止めることができます。また、ブレを利用するのも一つの方法です。ゆるい揺れでしたら1/125秒くらいでも止まります。3〜4本を洗濯バサミでまとめると大きな揺れは止めることが出来ます。
揺れる花を止めるシャッター速度の限界をテストしてみましょう。
花のワンポイントアドバイス【003】
●撮影地ではマナーを守ろう
♢撮影に行って明らかにカメラマンの仕業と分かる行為に出くわすことがよくあります。
フィルムの空き箱を無造作にポイ捨てしているのを見かけます。
1人のこのような行為がカメラマン全体のイメージダウンにつながります。
フィルムは外箱から出して持参しましょう。ゴミも出ません。
●譲り合って
♢これから花の撮影地では大変込み合います。
早く来ていた人が絶好の場所より前に出て後ろにいる人たちが撮影出来ません、撮ったら後ろに下がるよう言うと、「早く来ていたんだ皆も前に来ればいいだろう・・・」とカメラマンの傲慢です。多いですねこのタイプの人たちが。気持ちよく撮影しては?
花のワンポイントアドバイス【001】
●花の撮影に必要な機材
♢ローアングルになる三脚(早春の花は低いです)
♢ローアングルファインダー(低い姿勢が多いです)
♢100ミリ程度のマクロレンズ。
♢ヒザ当て
●ポイント
♢絞りは開放で(きれいなボケを作ります)
♢逆光を撮ろう(葉、花の透過光がキレイ)
♢元気で形のいい花を見つける(虫食いや傷んだ花×)
♢ボケになる花を前後に入れる(前ボケ後ボケ)
♢マメにセッティング(カメラをセットしてそのまま撮らないで、寄ったり、離れたり左右に移動したりベストな画面を作りましょう)
